職場の北朝鮮
パワハラ老害を抱え込む職場で最も辛いのは、ミサイルを発射してくる隣国が即刻滅びないのと同様に、パワハラ老害も何十年かの間私の近くに存在し続ける点にある。
ここで脳内の憲法を改憲し、軍事力を以って制圧すれば表面上の解決は得られるが、同時に「パワハラ老害と無様に潰しあった同類」となる。また、日々胃の痛みで疲弊している我が脳内の国家には、そんな軍事力はない。
ならばどうするか。
他国の力を借りたい。他国と協力関係を密にし、「ミサイルとか今時ダサいよね」的な流れを作っていかなければならない。ざっくり言うと虎の威を借りたいわけである。
かといって、パワハラ上司の悪口を言いふらすというのも違う。悪口を言えば言っただけ自分に返って来るのは、厄介な隣国であるところのパワハラ上司自身がいい例だ。
日々部下の悪口を垂れ流すため、煙たがられて扱いにくい存在として完全に認知されている。
ただ、その悪口を鵜呑みにする人も一定数いるのも事実。
であればこそ、その鵜呑みにされた悪口を取り除く作業が目下の課題になる。
つまり平常心を保ちながら、パワハラ老害どもにぴったり張り付いて知識を吸収し、あんなクソ上司に寄り添って頑張っているアピールをし続ける必要があるということだ。
ただ、奴らは当然のことながら私に情報を渡そうとしない。「どこにでもついてきてキモい」などと相変わらず悪口を振りまき、最低限の会話しかしないが、悪口を振りまくのは墓穴を掘らせているだけなので気にせず放置しながら、細かいプログラム入力の末に最低限の動きしかしない上にエラーばかり吐く古いOSと思って、質問作業を口頭入力し続けて行くしかない。
今日も朝から嘔吐と下痢が同時に襲ってくるが、攻略に向けて努力していきたい。